SOULOG ソウルバーDr.Smithオーナー

アクセスカウンタ

zoom RSS つまらない町、浅草

<<   作成日時 : 2006/07/29 18:53   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 1

 
画像
 友人がしばらく前まで住んでいたこともあって浅草に行くことが多かった。

 名前だけの駄目なところも多いが、探せば安くてうまい食い物屋はある。

 だがそれにしても六区はなんと退屈な町なんだろう。アウトサイダーが表面だけなぞってこんなことを言っては失礼なのだが、しかしこれが本音。土日以外は昼から人通りが少なく、まして夜ともなればまったくの過疎の町で侘しいことおびただしい。

 それでもこの町の恩恵にあずかったことは何度かある。
 浅草演芸場で古今亭志ん朝を聞いたのは最たるもので、なにか疲れている様子だったが、その直後に訃報に接した。

 レッテルとしての「浅草の芸人」というカテゴライズには興味がないのだけれど、個々の優れたコメディアンにはもちろん興味がある。関敬六、由利徹、東八郎、そんな名の知れたメンバーのなかで深見千三郎という人はただ周囲の人の記録や述懐でしか類推するしかない、非常に気になる人だ。

 伊藤精介「浅草最終出口」はその深見千三郎をルポした本。著者も生前の深見を観たことはなく、死後に興味を持って調べたという。

 「強烈な突っ込みを連発しながら、相手が受けきれないとボケに回って」笑いを収束させるという記述がある。昨今の中途半端な突っ込みや、突っ込む相手を間違えて客をいじるような、つまらない風に嫌気がさしている身としては興味が募る。
 その芸風はビートたけしが最もよく受け継いでいるそうだが、彼のコント(漫才ではない)を観る機会は稀だから余計に興味が出てくる。




画像
 深見千三郎を含む浅草の芸人についてはこの本もよい。
 松倉久幸著「歌った、踊った、喋った、泣いた、笑われた。」

 著者はフランス座、ロック座、浅草演芸ホールの社長だった人で、戦後期の東京のエンターテインメントの根幹に関わっていた人。二代目ということもあり 身内とは違う目からコメディアンを描いており興味深い。
 ただ本のタイトルはちょっと誇大広告。伊東四郎、三波伸介は同じフランス座でも新宿フランス座の出。この二人の名より「浅草で」というコピーをはずしたほうが良いだろう。
 
 脱線するが、日本のテレビの黎明期にはストリップを放映したことがあったらしい。フランス座のストリッパー達がスタジオで踊ったそうだが、テレビ局もそんな事実は出してこないので、これは勉強になった。

<HR.>

 僕の理想とする浅草の一日。
 まず朝早くに出て喫茶店「アロマ」でコーヒーを飲む。
 夏ならば雷門を出発点に、仲見世から浅草寺、花やしきをまわって六区を抜け、国際通りを渡って「飯田屋」でどじょう鍋。冬だったら手近に「リスボン」で洋食という手もある。
 昼を食い終わったら、やや歩くが「並木藪蕎麦」へ。たどり着く頃には多少は腹もすっきりするので、菊正宗を一杯やって、宇宙一濃いツユで蕎麦をたぐる。
 このあとは「神谷バー」で、浮世はなれした爺さんたちを眺めて飲むという手もあるが、きっと早いうちに浅草を離れるように思う。その頃には退屈が押し寄せてくるだろうから。


 

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
浅草の六文銭というお好み〜もんじゃ焼き屋はなかなかおいしいと思いました。
よしき
2006/08/16 18:09

コメントする help

ニックネーム
本 文
つまらない町、浅草 SOULOG ソウルバーDr.Smithオーナー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる