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「仕事が忙しくてブログも更新できなくて、すまないね---- 母さんが生きていてくれたらなぁ。」(ハナ肇) 「お父さんそれは言わない約束でしょ。」(ザ・ピーナッツ) というネタも今の若い人には通じないだろう。 知らぬ人のために説明しておくと、画面には煎餅布団に病いでやつれたハナ肇が寝ている。ザ・ピーナッツ(双子の姉妹)が娘役で「お父さん、おかゆができたわよ」と食事を持ってくる。若い盛りの娘に病気の自分が負担となっているハナが「いつもすまないね---母さんが生きていてくれたらなぁ。」とつぶやくと、ピーナッツの二人が声を揃えて 「お父さんそれは言わない約束でしょ。」とさとす。 ここで一転、無関係な衣装と設定で植木等が乱入。なにか言って自分でヒヒヒと笑ったあと、周囲の空気に気がつき「お呼びでないね---お呼びでない。(ニヤリと笑い)こりゃまた失礼しました。」、それで一同ずっこける。「シャボン玉ホリデーの黄金ギャクである。知らない人は覚えておこうね。 クレイジーキャッツやザ・ピーナッツを抱え昭和30〜40年代に日本の芸能界を牛耳っていたのが渡辺プロ。社長が渡辺晋、それを支えたのが奥さんの渡辺美佐。 ちなみに石原裕次郎が主演した「嵐を呼ぶ男」はこの二人がモデルだと言われている。 この二人を主人公に渡辺プロの栄枯盛衰を描いたのがこの本。 ナベプロ帝国の興亡 軍司貞則 (文春文庫) 単行本は1992年に出ており、文庫は1995年が初版。 かねてから読みたいと思っていたのだが、文庫版が府中の古本屋で250円で売られているのを発見し購入。 一気に読みきった。 日本の特に戦後の歌謡史を知るうえでは欠かすことのできない基本資料となるものだと思うが、それよりもとにかく読みものとしておもしろい。 音楽好き、昭和史好きの僕としてはタマラぬ本。もっと早くに読んでおけばよかった。 |
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