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zoom RSS タイ珍道中"Road To Thai" vol.5<服をオーダー>

<<   作成日時 : 2012/11/14 11:37   >>

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 タイに行ったのなら洋服をオーダーしなければ損。

 やりようによっては旅費+滞在遊興費がただになってしまう。そのくらい安い。

 ただし相当な注意が必要だ。

 去年作ったものに関しては、かなり反省点があった。今回、それを踏まえ精度をアップさせた。


 まずタイ(バンコク)の紳士服オーダー産業について書いておく。情報の確度はABCでランクしておく。Aは間違いないこと。Cは僕の見た限りの感想。


★バンコクでのオーダーは早い安い【A】
 最速で朝頼んで夜にしあがる

★バンコク市内は多数の紳士服テイラーがある【A】
 新市街であればほぼブロック毎にある

★これらはフランチャイズであり縫製工場は数少ない思われる【A】
 もしかしたら縫製工場は一軒だけということかもしれない

★フランチャイズとなるテイラーは生地を持っている【A】
 従ってその店にない生地では作ることができない

★テイラーと縫製工場間の商品輸送はバイク便を使っている【A】

★この産業に従事しているのはタイ人ではなくミャンマー人【B】

★黒幕(?)は白い民族衣装に黒い帽子をかぶりヒゲをはやした男たち【C】
 複数のテイラーで買い物ではなく店のなかにいるのを見かけた

★バンコクには即席安物のテイラーしか存在しない【B】
 後述するが、これは悲しい現実だ

★彼らテイラーの採寸の技術は見事だが、洋服に対する哲学がない【B】
 あわせてこれも後述する。悲しいことだ


 とにかくこのテイラーのオーダーは安い。生地は店内にあるものしか駄目なので、その在庫次第だが、決して悪いものではない。スーツ用のカシミア混のウール地、シャツ用のリネンなど良いものを置いている。

 気になる価格だが、今回はこうだ。

○タキシード上下
○ベスト 2枚
○パンツ 1本
○タキシード用ウィングカラーシャツ 3枚
○リネンシャツ(ホワイト×2、ピンク濃淡各1) 計4枚

 合計で15000バーツ。日本円で約4万円
 当たり前だが、シャツなど枚数を買えば買うほど1枚あたりの単価は値打ちになる。同じ採寸で生地をカットできるから手間賃分が下がる。従って、オーダーするのであれば数をまとめたほうがいい。

 しかし、悲しいほど残念だが、こうしてできあがるのは『見かけだけの洋服』に過ぎない。

 商談において、彼らは価格のことしか言わない。

 本来なら「旦那、洋服ってものは本来これだけのコストがかかるんです。できたらそれをお勧めします。しかし安くあげたいなら、こことここをコストカットしましょう」となるのがオーダーの本来。

 目に付かないところ、裏地とか、袖周りの切羽とか最初から手を抜きまくっている。

 つまりこの地のテイラーは出発点から『観光客主体にただただ安い服を提供する』ためにできている。その産業をはじめたのはミャンマー人なのだろう。どの店にもインド風の容貌の人が働いており、尋ねるとみなミャンマーから来たという。

 バンコクで作ったスーツをおしゃれ着としては使えない。僕の場合、最初から店での制服とわりきっている。

 もう少し突っ込んでおく。

■ジャケット---お勧め度C
 見る人が見れば手抜きだということがまるわかり

■パンツ---お勧め度B
 履き心地がよくない(オーダーとして、吊るしの背広を買う感覚ならこんなもの)

■ベスト---お勧め度A
 本来、ベストはオーダーでなければならない。しかし日本ではバカ高い

■シャツ---お勧め度A
 細かく仕様に注文を出し、良い生地を選べばかなりオトク


 オーダーは最速で6時間あればできる。前回は二軒の異なるテイラーで作ったが、一軒は本当に6時間で仕上げてきた。

 ただし、間違いない買い物をしたければ、必ず間に『仮縫い』を入れる(前回の6時間もちゃんと仮縫いした)。

 そうすると「注文」、「仮縫い」、「受け取り」の三回店に行かないとならない。今回は三日間にわけて作った。


 今回選んだテイラー。
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 実は雨期のスコールが来て、雨宿りに入った。店員の感じもよかったし、一番の眼目のリネンの良い生地があったので決めた。
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 採寸してくれたテイラー。
 ベテランらしく採寸は素晴らしくうまい。
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 日本の採寸、特に百貨店は総じてレベルが低い(スマン、でも本当)。こなす数が違うからしかたがない。

 以下、仮縫い風景。

 まずはタキシード。
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 最初からタキシードのできはあきらめている。ラペルが細すぎるが、ここで注文を出すとバランスがかえって崩れるかもしれないで仕事用と割り切る。
 ただし袖丈は重要。長すぎず、しかしシャツが1.5cmは出るように指示。
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 ベストはまったく問題なし。日本でベストをオーダーすれば一万円以下ということはないだろう。需要が少ないから割引対象にもなりにくい。去年は4枚作った。さすがに今回は2枚にしたが、とにかく安い(2〜3000円)ので、タイに行くたびに作ることになりそう。
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 一番、注文が細かいのがシャツ。仮縫い時のこれは首回りや着丈、袖丈はあっているが全体にゆったりしすぎ(シャツの仮縫い時はわざとゆったり仕上げるもの)。腕周り、胸回りをとにかくシャープにする。
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 シャツの注文について。まず襟と袖に芯を入れない(黙っていると入れてくる)。ボタンの前立てをなしに。カラーの形状。そして忘れずに「ポケットはなし」。シャツのポケットは百害あって一利なし。

 以下は最後の受け取り時に撮影したもの。

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 テイラーの皆さん。
 僕の細かい注文出しを喜んでくれたように思う。やはり職人だから良い仕事をするための話なら手間を厭わない。
 服を作る前にはしっかり値引きをする。その後は仕事に応じチップを渡すことをお勧めする。
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 最後は帰国後の作業着姿。すべてタイ製品でございます。
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※この写真のみiPhoneで撮影

 ちなみに蝶ネクタイはタイシルクで5000円ほどした。タイで5000円といえば大金、テイラーでのジャケット一枚に相当する。しかしネクタイだけは安物はいけない。
 シャツが手抜きだということは見る人が見ればわかる。しかしネクタイに関してはそんな眼力はいらない。女子供でもよいか悪いかわかる。

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